リスでも分かるメンタルコントロール

メンタルコントロールについてのブログです。コメントでの相談も受け付けています

好きなものが、嫌いになった時に読む記事

あなたは好きだったものが

嫌いになったことは

ありますか?

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例えば

最初は楽しかったのに

つまらなくなってしまったゲーム



昔はファンだったのに

見ててイライラするようになった有名人

などなど



「好きなのに、嫌い」



こういった相反する感情を抱いたとき

すぐ離れるということは難しく



長引く怒りや悲しみから

アンチに変わる人も珍しくありません



今回は好きなものが、嫌いになった時の

メンタルコントロールを考えてみましょう



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『アンビバレンス』



そもそも、「好きと嫌い」という

相反する感情が

同時に存在するのは

実は、おかしなことではありません



例えば、家族仲が良くても

家族に不満はあるでしょうし



つまらないゲームでも

暇つぶしにはなるから

よくやるなんてこともあるでしょう



愛と憎しみのような

相反する感情を持つことを

「アンビバレンス」と言い、



「アンビバレンス」は大人になるにつれ

身に付ける、自然なものだと言われています



「良いところも悪いところもあるよね」

と言える人は、何だか大人の余裕といった

感じですよね?




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『理想との矛盾』



では、何故

「アンビバレンス」は自然なことなのに

好きなものが嫌いになると

辛くなってしまうのでしょうか?



その辛さの原因は、実は

「嫌い」になった時ではなく

「好き」になった時に、問題があります



アイドルでも、コンテンツでも、コミュニティでも

人は何かに深くハマった時

対象に「自分の理想」を

投影してしまうことがあります



「自分の理想」という極端な好意から

スタートしてしまっているので、

「アンビバレンス」のような

中間的な感情は受け入れられません



「自分の理想」なのだから

完全に「好き」でなければいけないという

義務感が働いてしまっているのです



しかし、

やはり、どこかで自分の思い通りにならなかったり

他人に批判されて

「理想との矛盾」が生じてしまいます



この「矛盾」を受けいられない気持ちこそが

好きなものが、嫌いになる時の

辛さの原因です




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『認知的不協和の解消行動』



「矛盾」を抱えた状態を「認知的不協和」と呼び

人はこの状態をとても不快に感じます



好きなものが、理想とかけ離れた時も

認知的不協和を解消する為に

「矛盾」を取り除く、

つまり、行動と思考を合致させる必要があります



具体的には

「対象を絶賛・擁護することで、

理想通りだと自分に言い聞かせる」



もしくは逆に、

「対象を嫌悪・批判することで、

理想とは変わってしまったと自分に言い聞かせる」

のどちらかです



「うるさいぐらい、自分の好きなものを褒める人」

「好きだったものを、昔は良かったのにと批判する人」



どちらも見たことがある

もしくは自分に当てはまる経験が

あるのではないでしょうか?



あれは、周りに言ってるというよりは

自分が納得するように言い聞かせてるのです




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『メンタルコントロール



それでは、メンタルコントロールの方法を

考えて見ましょう



好きなものが嫌いになった時の辛さを

早く取り除く

メンタルコントロールです



前述したような

「認知的不協和の解消行動」をとったとしても

そう簡単には辛さは解消されません



嫌いになろうとしても

「自分の理想」を嫌いになることは出来ませんし

「理想との矛盾」から目を逸らすことも、

難しいのです



早く、辛さを取り除く為には

「対象と理想を切り離す」必要があります



過去を思い出してみてください



具体的に何故、好きになったのか

何故、嫌いになったのか

言えますか?



理由はマイナーだったから、周りで話題だったから

割とシンプルなものではないでしょうか?



後は

「好きになろうと思ったから、好きになった」



その気持ちが大きいのではないでしょうか?




よく知らない状態は、あなたの理想の投影が混じって

とても魅力的に感じます



しかし、関わり続ける程、理想とかけ離れるのは

当然のことなのです



あんまりな例えですが

たまに食べるカップラーメンは美味しいのに

食べ続けると嫌になるのと

同じ理屈ですね



あなたが、好きなものが嫌いになってしまうのは

ごく普通なシンプルな理由なのです



だから、理想とかけ離れた対象を嫌いになろう

ということではありません



次は「あなたの理想」を評価して下さい



周りから感じとったものではなく

あなたが生み出した理想です



相当、魅力的なものをイメージできるとしたら

それはあなた自身が持ってる

魅力です



優しさをコミュニティに感じたなら

あなた自身がそういう優しさを

イメージできる人なわけですし



人に魅力を感じたなら

あなたはその魅力を出せる可能性を

自身に秘めてるわけです



そういう風に

「自分の理想」を自分のものとして

評価することで

「対象と理想を切り離す」ことが出来ます



そうなれば、

あなたは好きだったものを

過剰に評価したり、叩いたりせず



「良いところも悪いところもある。でも、それが当たり前だ」と

余裕をもった大人な気持ちで

見れるはずです




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メンタルコントロールを行ったとしても



やはり、理想を感じていた未練を

乗り越えるのは

容易なことではないと思います



時間をかけて気持ちと折り合いをつける

必要があるでしょう



しかし、逆に言えば時間が解決してくれるのは

確かです



好きなことが嫌になったら、

違うことをするチャンスだと思って

読書でも、音楽でも

別の新しいことに手をつけてみると

良いでしょう

「死にたい」と思うのは悪いことなのか?

「死にたい」

あなたはそう考えたことは

ないでしょうか?

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何となく「死にたい」と考えてしまうことは

希死念慮と呼ばれ

ほとんどの人が経験しています



GoogleTwitterでは「死にたい」と打ち込むと

自殺相談窓口への案内が表示されるなど

世間は自殺者を減らすことに

躍起になっていますね



死にたいと思ったら相談する

一見、理にかなってるようにも思えますが

それで本当に自殺者は減るのでしょうか?



私達は死への欲求と

どのように付き合えば良いのか?



メンタルコントロールの方法を

考えてみましょう



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『死にたいと思うことは正常』



世間的には死にたいと口にすることは

自殺のサインとして

タブー視されていますが



行動に移さないのであれば

いたって、ありふれた感情です



思い通りにいかない時や

嫌なことがあった時

私達は悩みから解放されたいという意味で

「死にたい」という言葉を使います



感情を外に吐き出すことは

ストレスを和らげる効果がある為



「死にたい」と口に出すことは

むしろ、しっかりメンタルコントロール

出来ている状態だと言えるでしょう



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『自殺をする思考』


では、どのような精神状態だと

実際に自殺に至ってしまうのでしょうか?



自殺の理由は、経済事情、病気、対人関係など

様々ですが



自殺者は

・死にたいと長期的に考えている

・自殺未遂を繰り返している

・精神的に余裕がある状態の時に行う

等の特徴があります



つまり、一時の感情で死んでしまうわけではなく

長期間、悩み続けた末に自殺という選択肢を

とっているのです



このブログを読んでいる方なら

思考し続けることが

一番の悪影響であり、認識を歪めることは

理解しているでしょうが



そうは言っても

実際、どうしようもない状況下であれば

思考から逃れるのは難しいでしょう



自殺者の中には、自殺を行ってから

恐怖で後悔する人も多いそうです



自殺はしようと思って、するのではなく

せざるを得ないという

義務的な思考になってしまうことを

理解しておきましょう




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『死と向き合うメンタルコントロール



では、どうやって、死への歪んだ欲求を制御すれば

良いのでしょうか?



個人の悩み全てを、ここで解決することは

出来ません



ですが、死への欲求を

コントロールする方法はあります



それは

「死にたい」気持ちを肯定することです



矛盾しているように思うでしょうが

最初に述べたように

「死にたい」と思うことは正常な感情であり

口に出せば、あなたの心を落ち着かせてくれます



むしろ、「死んではいけない」とあなたが思う程

周りから言われる程に、

あなたは自分の状況を悪く捉え

どうしようもなくなった時のゴールを

死ぬことに設定してしまいます



その死は、自殺であっても

あなたが選んだものではなく

周りから押し付けられた死になってしまいます



「死んでも良い。でも自分の意思で死ぬ」



そう考えることが

あなたが死を自分のものとして取り戻し

追い詰められた時に、他の手段を考える余裕を持つ

唯一の方法です



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社会は死にたいと思うあなたを

否定、もしくは止めようとするでしょう



ですが、それは死の選択の自由まで

人から奪ってしまう行為です



心理的リアクタンスという心理現象があります



人は選択の自由を奪われると

反発したくなるという現象です



もし、あなたの周りに

「死にたい」と言ってる人がいて、

励ましたいのなら

あなたはただ、話を聞いて

共感してあげて下さい



もし、あなたが

「死にたい」と言って

その気持ちを否定されたら

あなたは「自分の意思で死ぬこと」を

決意し直すと良いでしょう

人から好かれる心理学テクニック

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他人とのコミュニケーションは

人生で常についてまわる悩みの種です



ケンカやパワハラなどの

避けたいトラブルはもちろん



日常でも、人と上手く話せない

人から好かれる方法が分からないと



人付き合いに苦手意識を

持っている人は少なくないでしょう



そこで今回の記事では

人付き合いで使える

心理学のテクニックを

紹介しようと思います



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『どんな人が好かれるか』



人間は「個性的な人」に興味を持ち、

「自分と似た人」を好ましく思う傾向があります



この2つのバランスが良い相手を

私達は特に魅力的に感じるわけです



好感度の高い芸能人も

見た目は個性的なのに

人柄は庶民的だったりしますよね



特に、自分と似てるか

つまり共感出来るかは

好かれる以前の、信用の段階でも重要で



初対面では、個性的であることよりも

「共感できること」が求められます



最初から好かれる為に

自分の凄いところをアピールする人は

多いですが



信頼を得るまでは、それは「逆効果」です



まずは相手と自分の共通点を見つけて

相手に心を開いてもらってから

自分の個性を見せていくと

良い関係を築けるでしょう



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『信頼を得る技術、ペーシング』



カウンセラーなどが使っているテクニックに

「ペーシング」というものがあります



ペーシングは、簡単に説明すると

相手の感情や言葉を真似て

相手に心を開いてもらう技術です



具体的には

ミラーリング

「マッチング」

「バックトラッキング

があります



ミラーリング」は

相手の仕草や表情を真似することです



悲しい顔で話してれば

自分も悲しい顔で話す

腕を組んでれば、自分も腕を組む

まるで鏡のように振る舞います



「マッチング」は

相手の雰囲気に合わせることです



声のスピードや大きさを真似しながら

感情的に話してれば、こちらも感情的に

沈黙していればこちらも沈黙をします



「バックトラッキング」は

相手が使った言葉をそのまま繰り返すことです



「恋人と別れた…。辛い…」

と言われたら

「大変だったね…」と言うより

「恋人と別れたんだ…。それは辛いね…」

と返した方が、相手に共感していることを

示せます



無理に他の言葉に言い換えず

相手が使った言葉を、そのまま使うのが

ポイントです



これらのペーシング技術は

慣れないうちは

ぎこちなくなると思います



あまりにも露骨すぎたり

ペーシングを意識し過ぎて

逆におかしな振る舞いをしてしまうこともあるので



最初は

返答に困ったり

会話が上手くいってないと感じたら

使ってみる程度で良いと思います



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ペーシングが上手く出来れば

相手の信頼を得ることは

難しくありません



他にも相手の価値観や

ルールなどに合わせることで

相手はどんどん心を開いてくれます



しかし、ここまで聞いて

ペーシングに拒否感を感じた方も

いるのではないでしょう



相手の反応を意識して会話するのは

演技をしているようで嫌だと



それはもっともな考えだと思います

元はカウンセラーなどが使う技術なので



相手に好かれる為に

自分の気持ちに嘘をついてやっても

いずれボロが出るでしょう



そのような目的で使うことはオススメしません



使う場面は、あくまでも

話を聞いてあげる時や

相手を慰める時です



自分の為ではなく

相手の為に使おうと思った時

ペーシングは最も効果を発揮します



聞き上手な人は好かれるとはよく言いますが

ペーシングはあなたが信用を得ると同時に

相手が気持ちよく話せる技術なのです

共感がストレスになる

今回は「共感」に関する記事です

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「共感」とは

他人の考えや感情を理解し

共有する行為です



私達は共感することで

他人と意見や行動を合わせることが出来ます



また、時には

人を慰めたり

信頼関係を築く為にも共感を示します



「共感」は

生きていく上で欠かせない

コミュニケーション手段なのです



しかし、そんな共感が

もし、私達に害をなすとしたら……?



共感が私達にどのような影響をもたらすのか

その仕組みと共に考えていきましょう



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『共感できるという思い込み』



人間は他人の意見を聞いたとき

まず、内容の理解を試みて

次に共感に移るわけですが



相手によっては

共感できる前提で、

意見を聞いてしまう場合があります



赤の他人の意見や悩みは

理解できなくても、それほど気になりませんが



友人や好意を抱いてる相手だと

意見の一致を求めたり、

自分のことのように悩んでしまいますよね?



それは最初から、

共感できると思い込んで

自分の事として考えてしまっているからです



実際は、完全に同じ考えの人などいないので

考えや気持ちがすれ違うわけですが



共感を期待して出来なかったことは

心理的に「大きなストレス」になります




また、赤の他人でも共感しようとしてしまい

日常的にストレスを感じる人もいます



他人の言葉にイライラしてしまう人は

他人を自分と同じに考え過ぎて

共感できるという思い込みが

強く働いてるのかもしれません




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『脳の状態は感染する』



もし私達が他人の意見に共感を示さなくても

実は、内容を理解しようと試みる段階で

すでに私達に影響があります




例えば、ネガティブな意見を

理解しようとすると

自分もネガティブな思考になる必要があり

悪い方向に考えを巡らせてしまいます



また、暴言を聞くと

それだけでも脳はストレスを受けます



つまり、愚痴や説教が嫌がられるのは

見聞きするだけで

こちらの脳の状態を変えてしまうからなのです



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『他人の考えに振り回されない方法』



今回もメンタルコントロールに挑戦していきましょう

他人の考えに振り回されないメンタルコントロールです



①『理解しない』



単純ですが、一番効果的です



気分が晴れない時は

自分と関係ないことでも

あまりネガティブな意見は見ないようにしましょう



もしくは目に入っても理解しようとせず

読み飛ばすようにしましょう



②『共感出来ない意見に興味をもたない』



よく自分とは違う意見があることを認めることが

大切と言いますが

それは少し違います



正確には

自分と違う意見には興味をもたないことが

大切です



反対意見を許そうとするより、

違うことをして忘れてしまいましょう



それじゃあ、多様な考えを持てないと

言う方もいるかもしれませんが



自分の考えが変わるとすれば

それは反対意見を見たときではなく、

自分で変える必要があると思った時です



普段から反対意見を意識的に見ることは

むしろ、一面的な見方を

感情的に強化してしまいます



③『他人を理由に行動しない』



あなたがもし

誰かが悩んでるのを

助けたいとします



その時、あなたは

「あの人が悩んでるから、助ける」

と考えずに、

「自分が助けたいと思ったから助ける」

と考えて下さい



結果は同じように思えますが、

自分の行動理由に他人を登場させない事で

他人は自分と同じ考えという思い込みが

なくなります



ーーーーーーーーーー
他人に共感することの影響と

他人の考えに振り回されない方法について

紹介しました



共感することが悪いというわけではありません

むしろ共感を上手くできる人は

良い人間関係を築くことができるでしょう



大切なのはメンタルコントロール

共感を意識的にコントロールすることです

メンタルコントロールの本質

今回はメンタルコントロールの本質についてです

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今までの記事を読んだ方は

メンタルコントロール

自己啓発やメンタルケアの一種として

理解しているのではないでしょうか?



しかし、それは私がそういう面だけを

紹介していたに過ぎません



実際のメンタルコントロール

危険をともなうものです



それでは、メンタルコントロールの本質とは

一体、何なのか?

説明していきたいと思います




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「メンタルコントロールという人体実験」



初回記事でも話しましたが

メンタルコントロール

自分を被験体にした人体実験です



皆さんに紹介しているのは

その研究成果に過ぎず、

本来は研究過程も含めて

メンタルコントロールと呼んでいます



メンタルコントロールの研究は

次の3要素で成り立っています



①自分の精神を追い込む

②精神状態を回復する方法の試行錯誤

③再現性の確認



この3要素について

順に追っていきましょう



ーーーーーーーーーー
①「自分の精神を追い込む」



メンタルコントロールを行うには

まず、自分が平常時とは違う

精神状態になっている必要があります



日常レベルでの悩みや、精神疾患、反社会的な人間の心理状態まで



普通の人間なら避ける精神状態ですが、

メンタルコントロールではあえて

その状態になることを目指します



方法としては

・嫌悪しているものや暴言など、見たくないものを見る

・自己暗示によって異常な精神状態を作り出す

・異常な精神状態の人間の行動を模倣する

などの行為を行います



場合によっては日常生活に支障をきたす程、

精神的なダメージを受けることもありますが

研究の為にはそういったリスクも覚悟しなければなりません



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②「精神状態が回復する方法の試行錯誤」



具体的には客観的分析、習慣の変更、思索、呼吸法やストレッチなどを行うのですが



言ってしまうと、総当たりです



普通の悩みの場合

時間をかけてメンタルの回復を待つか、

人に相談することが効果的なのですが



メンタルコントロールでは

・1人で行える

・誰でも簡単に行える

・短期間で行える

ことを重視します



一度、精神状態が落ち着いても

よりシンプルで効果的な方法を探るため

再度、自分の精神状態を追い詰めることも

少なくありません




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③「再現性の確認」



②で、効果的な方法が見つかったとしても

それがどのような状況でも再現可能でなければ意味がありません



なので、他の人に試してもらってデータをとったり

時間を置いて再度、自分でテストを行います



実はこの確認作業が一番時間がかかります



このブログを読んで興味を持った方は、出来れば

記事のメンタルコントロールに効果があったか

もしくは効果的なメンタルコントロールを発見した
場合

コメント欄などで報告して頂けると助かります



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メンタルコントロールが、実際

どのようなことを行うのか

理解出来たでしょうか?



今まで、メンタルコントロールの本質について

説明しなかったのは

精神への自傷行為のような

危険をともなうためです



流石に今すぐ自分でやってみようと思う方は

いないと思いますが



もし、行う場合は

健康な精神状態で行うこと

あらかじめ、十分な関連知識を身に付けること

危険を感じたらすぐにやめること

に注意して行って下さい

人間は何故、ゴシップ記事が好きなのか?

今回も引き続き、質問箱への回答記事です

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Q. 『 ニコニコでは中の人を特定して晒す文化が盛んに行われているようです。
そもそもこれは昔からあるゴシップ記事に通じるものがあり、需要があるため無くならないのだと思います。
人間はなぜゴシップ記事のようなものをおもしろいと感じるのでしょうか?
好奇心をくすぐる?人の不幸がおもしろい?』



なぜ、ゴシップ記事が、好まれるのかという質問です



その心理と、メンタルコントロール方法について

考えていきましょう



ーーーーーーーーーー
『何故、人の秘密を知りたがるのか』



まず、大前提として

人間は自分に関係のあることに

興味を持ちます



外国で起きた大事件より

身近で起きたトラブルの方が

気になりますよね



逆に自分に関係ないことなら

それほど興味を持ちません



他人のプライベートなことを

何でも知りたくなるわけでは

ないのです



しかし、そこに

「秘密」や「実は」という

言葉のフィルターがかかると



「情報をあえて隠されている」という

まるで、それが自分に関係のある情報のような

「錯覚」が生まれます



つまり、

人間が「秘密」に興味を持つのは

自分が隠し事をされた当事者であるという

「認知の歪み」が起きているのです



世間で起きてる中の人の特定も

やってる人達は悪意というより、

既に「知らなければならない」という

探偵のような義務感に変わってしまってる人が

多いのだと考えられます



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『何故、ゴシップ記事は好まれるのか』



秘密に興味を持ってしまうメカニズムは

説明しましたが



それにしても、ゴシップ記事は

よく広まりますよね



外国の事件などは、それほど話題になりませんが

ゴシップ記事は皆、話題にしてしまいます



どうして、人間は

こんなにもゴシップ記事を好むのでしょうか?



他人の不幸は蜜の味だから?



いいえ、

実はその目的は

「交流」にあります



「秘密」がゴシップ記事として広まった後も、

「当事者意識の錯覚」は

無くなっていません



「当事者意識の錯覚」があると

他人の失敗にストレスや不安を感じ、

その解消の為に

意見し、共感を求めたくなります



ゴシップ記事は

みんなが興味を持ってて、当事者のように語ってしまう

「交流」の為のかっこうの話題なのです



また、皆が当事者のように語るので

話題にしないことは

周りから取り残されるような不安感があります



そうして、ゴシップ記事は「交流」の為に

人を巻き込んで、広がっていきます



これがゴシップ記事が好まれる理由です

「交流」を大事にしてる人程、ゴシップ記事を

好む傾向にあると思います



ただでさえ、ネットは

最も話されてる話題を共有する仕組みなので

この性質に抗うことは難しいでしょう



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『噂話に流されないメンタルコントロール



と言っても、

メンタルコントロールのブログなので

自分は周りに流されたくないという人の為に

その方法を書いていきましょう



「噂話」に流されない為のメンタルコントロールです



・自分は当事者ではないことを自覚する



・気になるなら、確認してしまう

我慢することは余計に、知りたい欲求を高め

認知の歪みを引き起こす

確認する時は他人の意見を聞いたり

自分の意見を持たないようにする



・他のことに興味をもつ、自分から違う話題を出す



・自分の経験と重ねて語らない

「当事者意識の錯覚」は

人を感情的にするが、

その逆に感情的になることが

「当事者意識の錯覚」を加速させる



・思考することを重視しない

時間によって解決することは多い



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正直なところ

自分だけ噂話に参加しないというのが

良いことなのかは、断言しかねます



説明したように、必ずしも

悪意でゴシップ記事が好まれるわけでは

ありませんし、



周りと距離を置いて

自分だけストイック過ぎる生き方をしても

孤独感が強くなるだけだからです



しかし、質問者の方のように

他人を思いやりたいという信念があるなら



メンタルコントロール

その気持ちを見失わない為に

役立つはずです

レッテル貼りを克服するメンタルコントロール

今回は質問箱に届いた質問に

回答したいと思います

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Q. 「とうして人間はレッテル貼りをするのか、
カニズムが知りたいです。
また、負のレッテルが強烈で
拭い去ることがほぼ不可能なのですが、
これは人間の本能によるものなのでしょうか?」


ーーーーーーーーーー
人間は、外敵から集団で身を守るために

賢い人間だけが理解できる、複雑な情報ではなく

誰でも理解できる、単純な情報を共有する必要がありました



「敵か、味方か」

それが人類がつけた最初の「レッテル」です



基本的に、人間は情報の理解や伝達が

得意ではないので

情報は共有される過程で

どんどん「単純化」されていきます



例えば

「彼も悪かったが、相手にも責任があった」という話は

共有されていくと

「彼が悪かった」というような

シンプルな話に変わります




この情報を単純化する過程の中で

行われるのが

「レッテル貼り」です



「レッテル貼り」をすると

複雑な話を

勧善懲悪のような

「ステレオタイプ」と呼ばれる

分かりやすい話に変えることが出来ます



つまり「レッテル貼り」とは

『情報を共有する為の、情報の単純化』なのです



誰かが悪意でレッテルを貼るというよりは

情報が共有される過程で起きる

「社会現象」と言って良いでしょう



ーーーーーーーーーー
レッテル貼りのメカニズムを説明したところで

レッテル貼りを克服する

メンタルコントロールに挑戦してみましょう




質問にもあるように

一度、悪いレッテルを貼ると

あとでデマだと知っても

そのイメージは中々拭い去れません



それは、人間は自己防衛の為に

「悪い情報を重視する」性質があるからです



それ自体は別に問題ではありませんが

ネットでは何でもかんでも情報が共有される為

自分には関係ないような話題にまで

無駄に警戒心や敵意を持ってしまいます



貼られたレッテルに何にでも同調することは

冷静に物事を見る能力を欠くだけではなく

普段からストレスを溜め込むことになります



「レッテル貼り」を克服する方法としては

・「レッテル貼りが起きた集団からは距離を置く」



レッテル貼りは情報が共有される過程で起こります



正確な情報を知って冷静に判断しようと思っても

レッテル貼りが起きた集団にいれば

片寄った情報しか入ってきませんし

あなたもやがて片寄った情報を取り入れたくなります



冷静でいたいなら

まず興味を持つことをやめて

「部外者になること」です



・「自分に関係ないことは語りすぎない」



人間は何かを批判しているうちに

まるで自分が当事者であるかのような

錯覚を抱きます



語りすぎることで

被害者意識が生まれ、

他人の共感を求めるようになって

「レッテル貼り」をはじめるのです



意見を言う前に、一度

取り巻く人間が冷静かを観察し

その輪の中に

「自分が参加する必要があるのか」

考えてみましょう



ーーーーーーーーーー
以上、「レッテル貼り」の疑問について回答しました



仕組みを理解し、メンタルコントロールを行えば

レッテル貼りが克服出来ないということはありません



もし、今、何かレッテル貼りをしている自覚があるなら

一度、対象と距離を置きましょう



認識を改める為に情報を取り入れることは

レッテル貼りを加速させます



思考から離れる為には

「考えないこと」が重要です



質問はコメント欄か、こちらの質問箱から随時受け付け中です↓

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