リスでも分かるメンタルコントロール

メンタルコントロールについてのブログです。コメントでの相談も受け付けています

共感がストレスになる

今回は「共感」に関する記事です

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「共感」とは

他人の考えや感情を理解し

共有する行為です



私達は共感することで

他人と意見や行動を合わせることが出来ます



また、時には

人を慰めたり

信頼関係を築く為にも共感を示します



「共感」は

生きていく上で欠かせない

コミュニケーション手段なのです



しかし、そんな共感が

もし、私達に害をなすとしたら……?



共感が私達にどのような影響をもたらすのか

その仕組みと共に考えていきましょう



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『共感できるという思い込み』



人間は他人の意見を聞いたとき

まず、内容の理解を試みて

次に共感に移るわけですが



相手によっては

共感できる前提で、

意見を聞いてしまう場合があります



赤の他人の意見や悩みは

理解できなくても、それほど気になりませんが



友人や好意を抱いてる相手だと

意見の一致を求めたり、

自分のことのように悩んでしまいますよね?



それは最初から、

共感できると思い込んで

自分の事として考えてしまっているからです



実際は、完全に同じ考えの人などいないので

考えや気持ちがすれ違うわけですが



共感を期待して出来なかったことは

心理的に「大きなストレス」になります




また、赤の他人でも共感しようとしてしまい

日常的にストレスを感じる人もいます



他人の言葉にイライラしてしまう人は

他人を自分と同じに考え過ぎて

共感できるという思い込みが

強く働いてるのかもしれません




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『脳の状態は感染する』



もし私達が他人の意見に共感を示さなくても

実は、内容を理解しようと試みる段階で

すでに私達に影響があります




例えば、ネガティブな意見を

理解しようとすると

自分もネガティブな思考になる必要があり

悪い方向に考えを巡らせてしまいます



また、暴言を聞くと

それだけでも脳はストレスを受けます



つまり、愚痴や説教が嫌がられるのは

見聞きするだけで

こちらの脳の状態を変えてしまうからなのです



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『他人の考えに振り回されない方法』



今回もメンタルコントロールに挑戦していきましょう

他人の考えに振り回されないメンタルコントロールです



①『理解しない』



単純ですが、一番効果的です



気分が晴れない時は

自分と関係ないことでも

あまりネガティブな意見は見ないようにしましょう



もしくは目に入っても理解しようとせず

読み飛ばすようにしましょう



②『共感出来ない意見に興味をもたない』



よく自分とは違う意見があることを認めることが

大切と言いますが

それは少し違います



正確には

自分と違う意見には興味をもたないことが

大切です



反対意見を許そうとするより、

違うことをして忘れてしまいましょう



それじゃあ、多様な考えを持てないと

言う方もいるかもしれませんが



自分の考えが変わるとすれば

それは反対意見を見たときではなく、

自分で変える必要があると思った時です



普段から反対意見を意識的に見ることは

むしろ、一面的な見方を

感情的に強化してしまいます



③『他人を理由に行動しない』



あなたがもし

誰かが悩んでるのを

助けたいとします



その時、あなたは

「あの人が悩んでるから、助ける」

と考えずに、

「自分が助けたいと思ったから助ける」

と考えて下さい



結果は同じように思えますが、

自分の行動理由に他人を登場させない事で

他人は自分と同じ考えという思い込みが

なくなります



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他人に共感することの影響と

他人の考えに振り回されない方法について

紹介しました



共感することが悪いというわけではありません

むしろ共感を上手くできる人は

良い人間関係を築くことができるでしょう



大切なのはメンタルコントロール

共感を意識的にコントロールすることです