リスでも分かるメンタルコントロール

メンタルコントロールについてのブログです。コメントでの相談も受け付けています

レッテル貼りを克服するメンタルコントロール

今回は質問箱に届いた質問に

回答したいと思います

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Q. 「とうして人間はレッテル貼りをするのか、
カニズムが知りたいです。
また、負のレッテルが強烈で
拭い去ることがほぼ不可能なのですが、
これは人間の本能によるものなのでしょうか?」


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人間は、外敵から集団で身を守るために

賢い人間だけが理解できる、複雑な情報ではなく

誰でも理解できる、単純な情報を共有する必要がありました



「敵か、味方か」

それが人類がつけた最初の「レッテル」です



基本的に、人間は情報の理解や伝達が

得意ではないので

情報は共有される過程で

どんどん「単純化」されていきます



例えば

「彼も悪かったが、相手にも責任があった」という話は

共有されていくと

「彼が悪かった」というような

シンプルな話に変わります




この情報を単純化する過程の中で

行われるのが

「レッテル貼り」です



「レッテル貼り」をすると

複雑な話を

勧善懲悪のような

「ステレオタイプ」と呼ばれる

分かりやすい話に変えることが出来ます



つまり「レッテル貼り」とは

『情報を共有する為の、情報の単純化』なのです



誰かが悪意でレッテルを貼るというよりは

情報が共有される過程で起きる

「社会現象」と言って良いでしょう



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レッテル貼りのメカニズムを説明したところで

レッテル貼りを克服する

メンタルコントロールに挑戦してみましょう




質問にもあるように

一度、悪いレッテルを貼ると

あとでデマだと知っても

そのイメージは中々拭い去れません



それは、人間は自己防衛の為に

「悪い情報を重視する」性質があるからです



それ自体は別に問題ではありませんが

ネットでは何でもかんでも情報が共有される為

自分には関係ないような話題にまで

無駄に警戒心や敵意を持ってしまいます



貼られたレッテルに何にでも同調することは

冷静に物事を見る能力を欠くだけではなく

普段からストレスを溜め込むことになります



「レッテル貼り」を克服する方法としては

・「レッテル貼りが起きた集団からは距離を置く」



レッテル貼りは情報が共有される過程で起こります



正確な情報を知って冷静に判断しようと思っても

レッテル貼りが起きた集団にいれば

片寄った情報しか入ってきませんし

あなたもやがて片寄った情報を取り入れたくなります



冷静でいたいなら

まず興味を持つことをやめて

「部外者になること」です



・「自分に関係ないことは語りすぎない」



人間は何かを批判しているうちに

まるで自分が当事者であるかのような

錯覚を抱きます



語りすぎることで

被害者意識が生まれ、

他人の共感を求めるようになって

「レッテル貼り」をはじめるのです



意見を言う前に、一度

取り巻く人間が冷静かを観察し

その輪の中に

「自分が参加する必要があるのか」

考えてみましょう



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以上、「レッテル貼り」の疑問について回答しました



仕組みを理解し、メンタルコントロールを行えば

レッテル貼りが克服出来ないということはありません



もし、今、何かレッテル貼りをしている自覚があるなら

一度、対象と距離を置きましょう



認識を改める為に情報を取り入れることは

レッテル貼りを加速させます



思考から離れる為には

「考えないこと」が重要です



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