リスでも分かるメンタルコントロール

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感情をコントロールする方法

思考をコントロールする方法に続き

今回は『感情』をコントロールする方法です

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感情は

思考や体調と違い

コントロールがとても困難です



感情を表に出すのを我慢は出来ても

根本的には消せません



では、どうすれば

感情をコントロール出来るのか?



その性質と合わせて

メンタルコントロール方法を考えていきましょう



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①『感情には鮮度がある』



まず、同じ感情はずっとは続きません

怒り続けられないように

喜びや悲しみの感情も

時間がたてば、薄れていきます



ずっと悲しいことだってあると

言う人もいるでしょうが、

それは少し違います



実際は、悲しみが薄れてきたら

また悲しいことを考えて

悲しみの感情を何度も

「再現」しているだけです


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②『感情の再現性』



感情は

思考や記憶と結び付いたもの程

再現しやすいです



「不安や悲しみ」などのネガティブな感情は

感情の原因が消えないので

再現しやすく、

ずっと「感情が続く」ように感じます



一方、「感動や楽しい気持ち」は

一時的な出来事に対してのものなので

再現しにくく、

「持続時間も短い」です(30分ほど)



後で楽しかったなぁと感じるのは

今も楽しいわけではなく

「幸福感」という

記憶や思考と結び付きやすい感情に

変わっています



「幸福感」は

再現性が高いので、持続時間も長いです



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③『感情と肉体感覚』



以上の性質から導き出せることは

感情の再現性をコントロール出来れば



幸福感を長く持続させたり

悲しみをすぐ終わらせることが

可能になるということです



では、具体的には何をすれば良いのか?



それは、

「感情を肉体感覚として再現すること」です



幸せそうな人を思い浮かべて下さい



口角は上がり、目に力は入ってませんね

身体もリラックスしてますし、呼吸は穏やかです

難しいことも考えていません



これらを意識して再現するだけでも

幸福感を得られます



これは同時に、不安状態の持続時間も短く出来るので

まずは、幸福感を感じている時の肉体感覚だけ

記憶しておきましょう



余裕があれば、

常に肉体感覚と感情を結びつけて

観察する癖をつけましょう



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④『感情を抑える脱力状態』



感情を肉体的にコントロールする方法を

紹介しましたが

もう少し、直接的に感情を抑える方法もあります



それは、「脱力状態」になることです



「思考と肉体感覚を、ゼロに近づける」ことで

感情を客観視し、

自分から切り離すことが出来ます



脳みそも、肉体の感覚も無くなったと思ってください

そして、自分の感情が胸の奥にあるつもりで

観察してみて下さい



自分がどんな感情を抱いているかが

クリアに見えてきます



やっていることは瞑想に近いのですが

全身の力を抜くだけなので、簡単に出来るはずです



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「肉体感覚の再現」と「脱力状態」

一見、真逆のようにも思えますが



感情へのアクセスが

間接的か直接的かの差で、

どちらも感情をコントロールする手段として

有効です



どちらの方法にせよ、

感情をコントロールする感覚を掴めば

あなたが感情に振り回されることは

なくなるでしょう



ただし、感情を抑え過ぎるのは

良いことばかりではありません

だんだん喜びの感情にも、鈍感になるからです



一番重要なのは

ストレスが溜まらない感情との付き合い方を

覚えることです



コントロール法だけでなく

創作や、気持ちを吐き出せる場所など

上手い感情の発散方法も見つけていきましょう